空き家を「貸す」ことのメリット、デメリット

空き家の悩み事

賃貸にすれば毎月賃料が入ってきて、入居者が管理を

してくれます。ただし固定資産税や建物の維持費用が

掛かります、この点から話していきます。

                        

賃料収入と劣化防止、安全面のメリット

将来的に空き家を利用する予定や自分の子供達が

住む可能性高い場合は賃貸という選択もあります。

ただし、賃料というメリットばかりに目がいきがち

ですが、良い点、悪い点はありますのでしっかり

情報を得たうえで判断して下さい。

◯空き家を貸すメリット

  • 毎月の賃料を得ることがてきる
  • 入居者が日常的に利用するので劣化防止できる
  • 人の目があるので防犯になる
  • 自然災害時等何かあれば入居者から連絡をくれる
  • 草取り等敷地管理を入居者にしてもらえる
  • 近所の方も人がいれば安心してくれる
  • 入居者がいるので空き家ならではの心配から解放

やはり一番メリットに感じるのは賃料収入

固定資産税・都市計画税、管理の為の移動費と

台風や地震の際に何かあったら、という心配から

解放されるのは大きいかと思います。

賃料を頂き建物を貸すという事のデメリット

空き家の築年数が浅く、状態が良いのであれば

そのまま貸し出す事ができますが、築年数、今までの

建物リフォーム等の状態によっては修繕や

リフォームにお金が掛かる場合があります。

DIY賃貸として賃料を安くして入居者にリフォームを

自由にしてもらうという貸し方がありますが、

現実的には希望する方は少なく、家賃が安いので

何もせず現状で住む、という入居者もいます。

◯空き家を貸すデメリット

  • リフォーム費用が掛かる
  • 入居中の設備不具合の補修、交換費用
  • 固定資産税、都市計画税の納税義務
  • 賃料収入の所得税、住民税等課税される
  • 火災保険費用
  • 庭木の剪定費用
  • 建物所有者として管理責任がある

上記は売却をすれば掛からないものですが、貸すなら

知っておいて頂きたい事です。

賃料を頂きますので給湯器などの設備不具合、

故障による交換や、建物の外壁塗装は定期的に

必要となっていきます。

庭木の剪定については、背丈程の高さの木なら

入居者に草取りと合わせて剪定もして頂く旨を

契約書に入れるのも良いかと思います。

ただし、庭木が家の2階に達するような高さなら

貸主にて定期的に依頼して費用を負担すぺきかと

考えられます。

貸す場合には住んでいた時の荷物があれば

その撤去作業、業者に依頼すれば費用が掛かります。

建物の外装、内装、の経年劣化、設備の不具合、

住んでいた時は気にもしなかった事が、

「貸す」と決めたらいやに気になってくるものです。

貸せば賃料が入ってくる、

たけでは無いという事がつかめて来たかと思います。

貸したらこうなるつもりはなかった、という状況に

ならないために、貸したらどの様な事が必要になるか

必ず地元で賃貸管理と仲介を行っていて、

この記事に記載されている事を言ってくれる

不動産業者に相談してみて下さい。

プロフィール
ao

はじめましてaoです

不動産の知っているようで知らないことを、実際に不動産営業として、働く私が経験したことを基に記事を書いています。
これから不動産に関わる人に役立てたら嬉しいです。

◯所有資格
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
不動産コンサルティングマスター
ファイナンシャルプランナー2級

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