空き家を所有をしている理由は、
○親が高齢で施設に入った
○相続したけど利用する予定が無い
というのが理由ではないでしょうか?
そうなんだよね、って思いました?
空き家を所有、もしくは親の家を
管理していると、
どんな困ったことに直面するのか?
この記事を読んで頂きますと、
空き家を所有、管理をしていると
どのような問題に悩み、
どのように対処をしていくのかを
知ることができます。
安全面で困ること
空き家が危険(害虫、害獣等)にさらされる
もしくは、
他人に危害を与えてしまうかもしれない
という状況が「安全面」での心配事になり、
困ったことの原因となります。
建物は雨、風、雪など常にさらされています。
特に築年数が30年、40年超えた建物は
外壁塗装などのメンテナンスが
おろそかにされていた場合、
老朽化が結構進んでいると考えられます。

建物外から触ってみたり、ひび割れや剥がれがないかよく見てみると劣化が進んでいることが分かります
じゃあ何が問題になるの?というと、
- 換気されないので臭くなる
- 湿気がこもってシロアリの食害被害
- ハクビシン、ネズミなどの巣となる
- 大雨の時の浸水対処が遅れる
この状況が建物を更に劣化させてしまい
建物が朽ちていく、という状況となります。

安全面でいうと、やはり気になることは、近隣の方や通行人へ被害を与えてしまわないかですね
台風や強風、大雨により建物の劣化した
部品が飛んだり、庭木の枯れた枝や
駐車場ガレージ屋根の波板が飛んで
通行人や隣地の車などに当たってしまう
ことがあります。

空き家は火災保険を契約する事が難しいので実費で賠償しなければならない場合も考えられます
またブロック塀が高いのに鉄筋や
支えとなる控え壁が無い事や、
誰が見ても傾いているものは地震の際に
ブロックが倒れてきて通行人に当たれば
亡くなってしまう場合もあります。

よくある幅40センチくらいのコンクリートブロックの一個の重さはおよそ10キロ以上あります、頭にあたったらと思うと怖いですね

ではどのような対処が必要なのか?
建物の外装確認
- 外装の剥がれがないか
- 雨戸の戸袋が外れてきてないか
- 屋根の瓦、スレート等のはがれはないか
防犯上の問題
空き家は人の目が行き届いていません。
近所に空き家があっても他人の家まで
見ている人は少ないものです。
そのため不審者が出入りしたり不審火といった
リスクも高くなってしまいます。

空き家の空き巣も増えています、人がいないので
入りやすいのです。
人の目が少ない場所であれば不審者が住み着き、
草刈りなど綺麗にして近所の人には借りている、
なとど嘘を言って住んでしまっているかも
しれません。
空き家になっている家に行く時は、隣地の方や
近所の方へ挨拶をして、何かあったら連絡を
頂きたいと連絡先を伝えておくことは大事です。
衛生・景観の問題

誰が見ても分かる空き家といえば
雑草が伸び放題、木の枝が伸びて隣地に出ていたり
通行の妨げになっている状態が分かりやすいかと
思います。
誰が見ても明らかに空き家だからゴミの投げ捨て、
野良猫などの排泄物の放置による臭い、
タイヤの放置によって水溜りから蚊が大量発生や
蜂の巣ができてしまっていて通行する人に
被害がでてしまうことも考えられます。

ダニ大量発生でやられるかも
金銭的な問題
使用していなくても家を所有しているだけでも必ず
毎年掛かる費用といえば固定資産税です。
空き家だから免除しますなんてありません。
では空き家だと他にどの様な費用が掛かるのか?
業者へ依頼する場合
・除草作業費用
・庭木剪定費用
・通水、換気、点検等の管理依頼費用
除草は最低年2回、庭木の剪定はできれば年1回の
剪定は必要になるかと思います。
庭木剪定にこだわりが無ければ、除草と庭木剪定も
やってくれる業者への依頼も良いです。
建物の通水、換気、簡易清掃、土地建物の点検を
行う空き家管理業者に依頼すれば定期的な確認が
手間掛からずできます。費用は月額1万円位が
平均かと思います。
自分で管理する場合
・移動費(ガソリン代、高速代、電車代等)
・除草剤、鎌等の道具代
・ゴミの処分費用
※作業の為に自分の時間の浪費
移動する費用が積み重ねていくと結構な金額に
なってきて負担となります。
その他必要費用
・外壁塗装や水道水漏補修等建物維持費用
・電気代、水道代
・水路に橋があれば河川占用料、
共用通路があれば整備費用の共同負担の
お願い等状況によりあります
建物は常に劣化していっています。
外壁塗装は空き家でも必要となるもので
疎かにすれば雨漏りの原因にもなりますので
必要経費となります。
まとめ
空き家を所有している
親の施設入所など状況によっては実家を
管理しなければならない、
配偶者の実家が空き家になっている。
他人事と思っていた事が急に現実的なものに
なるかもしれません。
その時にどのような問題が出てしまう
可能性があるのか?
事前の準備で回避できる事はあります。
もしかしたら、という人は一度考えたり家族と
相談してみて下さい。

日頃から思うことを家族と話して考え方を共有していく事は大事です
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